[雑記]

先日(6/30)退院したんだけれども今回の入院(三回目)は、アキレス腱延長術+αのためおよそ4ヶ月と過去最長の入院期間でした。
入院生活って3食昼寝付きとは言えカンヅメ状態だったので結構精神的にキテてメンタルがやばやば(ツイッターの発言がトゲトゲしかった)
・特に土日はリハ室が閉まってる上やることがないため超暇!

  • 入院理由・目的

脳卒中の後遺症の麻痺による筋の過緊張を乖離、延長術で緩和させる。
麻痺というと一般的に弛緩性麻痺(脊損みたいに力が入らない)や痺れを想像するのだけど、脳卒中脳梗塞は筋肉に力が入り過ぎるタイプの麻痺のほうが多い(ちゃんとした用語で痙性麻痺って言うみたいだぬ

その痙性麻痺部分の『力が入り過ぎる筋肉を外科的に弱めてやれば、結果的に正常に近づく』という単純明快な理論だが、筋肉や腱というデリケートな部分のため
日本でもこの手術が出来る先生、病院はあまりいないらしいとのこと。

  • 手術

・延長術
腱、筋肉をL字型に切ってから左右にスライドし延長させた後に糸で縫合することで筋肉の不要な収縮を抑え結果的に動かしやすくなる。


■は腱や筋肉とすると

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↓◇はメスで切る部分
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↓筋肉を分離、一旦左右にスライドさせる
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↓痙性の度合いにより筋肉の分離させた部分を縫合する ◆=縫合部
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こうすることで筋肉が伸び、過度の収縮が抑制され正常な状態になるとのこと。
ただしアキレス腱は体重がかかりやすい部分故に、術後も気をつけなければならず
ギブスを通常より長くはめて、ギブスがとれた後も術後1年までアキレス腱が伸びないように専用の装具をつける必要があるのだけれど
1年で健常の頃に近づけるなら安いもの。

  • 術後

足首にある程度動きが出てきた。足首を持ち上げられるようになったものの、左右や足指の細かい動きはまだまだ。
痙性は消えるけど麻痺そのものは中枢神経依存でどうしても残るためリハビリはしっかりやる必要があるので頑張らないとね。

  • 入院中役に立ったもの

・1、2回目の入院時は未だガラケーだったから出来ることが限られてたので(ロマサガのアプリくらい)、ゲームができて音楽が聞けてネットも出来るiphone等は本当に助かった。
今はChromeのアプリもあるのでPCと同期できるのでさらに捗りますな。
強いて言えば入院前にwimaxや無線環境が用意しとけばとても快適だったと思う。

・mw600などのワイヤレスイヤホンはコードの取り回しの煩わしさがないので充電する手間を惜しまなければ有用だと思った!ラジオ聞けるしね。

  • 当面

金属支柱装具を履きながらリハビリやら色々やることになりそう